INTERVIEW
セールス
マネージャー
佐々木美和
Miwa Sasaki
- 林屋さんに入社して何年くらいですか?
- 10年くらいになります(笑)
- 勤続10年だと何か会社から表彰してもらえたりするのですか?
- 何もありません!(笑)
- 佐々木さんはバリバリの営業、TOPセーラーとお聞きしていますが?
- いえいえ。そんなことはありませんよ(笑)
- 10年続けてこれた仕事の魅力って何ですか?
- 仕事なので(笑)もっと前向きなこと言った方がいいですね(笑)
毎日毎日の積み重ねで続けてきていますから、そんなに何年目だとか考えたことがないんです。基本的に深く考えたりしないので(笑)。悩まないし、常にポジティブなので。
- 営業のどこに魅力を感じますか?
- まずは毎日忙しいから楽しいし、忙しすぎて楽しいかな。答えになっていないね(笑)
着物って林屋に入社する前は売れるのか?って思いましたが、意外と着物好きな方の多さにびっくりして、これなら「いける!」と思いましたね。
- 着物好きってそんなに多いですか?
- 多いですよ!潜在的に着物好きな人も多いし、これからはもっと若い人が増えてくると思います。今からまだまだ増えて来ると私は見ていますけど。また他の方たちを掘り起こして、着物に「目覚めて頂く事」をしていくところですね。また、着物は必需品だと思うんです。人生の節目である入学式や卒業式などで着て下さる方を通して、周りの方に着物に目を向ける「宣伝効果」がうまれます。その潜在的なお客様の中から、必ず毎年着物好きなお客様がうまれてくることが楽しくていい仕事だと思っています。年齢を重ねれば重ねるだけ着物の登場サイクルが多くなっています。
- 確かに節目では着物を見かけますが普段は殆ど見かけませんよね?
- 着物好きな方って、着物を着て歩かないんです(笑)。だからどの人が着物好きなんてわからないでしょ。絵の好きな人が絵を持ち歩かないように(笑)。着て歩いている人は少ないけど、意外と着物好きな人は多いんです。そういう人に出会えた時はとても気分がいいです。家に着物を結構持って見えて、節目では必ず着物を着ますといった方ですね。着物が嫌いな人に好きになってもらう事は難しいけど、着物を好きになろうと思ってくれる人に出会えるとラッキーです(笑)。
- そんな林屋で働くことの魅力って何ですか?
- まず前提で、「仕事ができる」「働ける」という事が第一の喜びであり、基本だと思います。仕事がある事が生きて行く上で幸せな事と思っています。林屋は決して大きな会社ではないけど、営業の結果に対してきちんと答えてくれる会社です。
- 林屋で仕事をするうえで大切にしている事は何ですか?
- 何か起こったときは、どんな小さな事柄であっても社長やGMに必ず報告をするようにしています。特に良いことは伝えやすいから誰でもできるけど、ミスやクレームなど報告し辛くなる事ほどちゃんと報告することを自分との約束にしています。それも即時報告する事にしています。もう一つは、お客様との約束などは、「小さな事」程守るようにしています。人間は細かい事ほど苦手だと思うので。大きなことは意識してなくとも忘れずできますが、小さなことは忘れやすく雑になってしまいがちなので気を付けています。例えば「足袋1つ」欲しいと言われたようなことほど、絶対に忘れないようにしています。お客様との信頼関係はこういった所からうまれると思っていますし、基本を大切にコツコツと積み重ねていく事や、報連相を怠らないなど当たり前のことに真剣に全力で取り組むようにしています。
- 林屋でのこれからの自分像は?
- 一日一日を本当に大切にして過ごしていて、本当に明日死んでも後悔しないように生きています。本当は5年後の自分や、10年後の自分を持っていた方がいいのかもしれないけど・・・・敢えて言うならば、5年後もこの考えや生き方が変わっていない、一日一日を全力で生きる自分であって欲しいと願っています。「昔は良かったな」と思うよう様な生き方になっていないことかな(笑)。今が一番幸せと常に思える人生にしたいですね。
- 10年前も同じ考えでした?
- 勿論!全く変わっていませんよ(笑)1年の積み重ねが10年になるので、何事も順番を間違えずに取り組むことを意識し続けています。順番とは「優先順位」であり「段取り」であり「事前準備」のことです。
- 和装文化の継承にひつようなものはなんだと思いますか?
- 着物を選ばない生活もいいかもしれないけど、着物を着るという「特別感」やあえて手間がかかる物を選択する事が、心に余裕をうみスローライフに繋がると思っています。「楽」もいいけど「ひと手間入れたもの」の良さを少しでも感じて頂く事で、時間が早く流れる現代にちょっと立ち止まることの大切さを和装を通して提唱できれば、きっと継承できると思います。凛とした瞬間をもっと多くの人に感じて頂きたいと思います。