成人式で振袖を初めて着るという人がほとんどでしょう。
卒業式でも振袖と袴を組み合わせて着る人がいますが、小振袖と呼ばれるもので成人式の中振袖とは異なります。

着慣れない装いで長時間過ごすとなると、トイレ問題が気になりませんか？
なかなか人には聞きにくく、不安に感じている人もいるはずです。
無理に我慢してしまうと、特別なハレの日を楽しむことができないだけでなく、体調を崩してしまう可能性もあります。

今回は、知っておきたい振袖着用時のトイレの仕方についてご紹介します。

まずは振袖と普段の洋服との違いを知ろう！

振袖でのトイレの仕方が気になる理由に、振袖と普段着との違いが挙げられます。
まずは、振袖と普段着ている洋服との違いをチェックしてみましょう。
3つの違いをご紹介します。

袖の長さが1m以上ある

振袖と洋服では、袖の長さに大きな違いがあります。
振袖の袖は長い、と知っている人も多いですが、その長さは約1mもあるのです。
洋服の袖の長さよりも遥かに長さがあります。

振袖の袖は、『振り』と呼ばれるもの。
振袖の名前の由来でもあり、一番の特長です。
洋服を着ているときと同じように過ごすと、振りが汚れたり破れたりしてしまう可能性があります。

振袖を着たときには、いつもよりも丁寧な動作が大切です。

長い裾と動きにくいタイトな作り

振袖は、裾が足の甲に触れるほど長く着付けます。
さらに、一枚の生地を巻き付けるように着付けるため、パンツスタイルのように自由に足を動かすことが難しいです。

洋服のなかでは、ロングタイトスカートを着ているときと似た感覚といえるでしょう。

胸下から腰まで帯を締めている

振袖をはじめとする着物は、胸下から腰にかけて帯を締めます。
洋服でもベルトを締めることがありますが、幅が広範囲になるのです。
そのため、選ぶショーツによっては帯下にショーツの上が重なってしまうことがあります。

成人式は寒い季節に行われるため防寒も気になるところ。
ですが、スムーズに脱ぎ履きするためには、深履きタイプのショーツは避けることをおすすめします。

振袖を着たときのトイレの仕方をご紹介

振袖を着たときのトイレの仕方をご紹介します。
安心して用を足すためには、普段とは違って時間がかかることを考えて、早めにトイレに行くことが大切です。
さらに、広めの個室や洋式トイレを選ぶと、ゆったりと用を足すことができます。

①便座のフタを閉める

トイレの個室に入ったら、はじめに便座のフタを閉めましょう。
普段無意識に行う動作の最中で、振袖が便器のなかに触れてしまう可能性があります。
はじめに便座のフタを閉めておくと、思わぬアクシデントを防ぐことができ安心です。

つぎに、ファンデーションで汚れてしまわないよう、振袖の衿元にハンカチを挟みます。
ショールや手袋などの小物類は、外してサブバッグにまとめておきましょう。

②左右の袖を一つにまとめる

左右の袖を、大きめの洗濯バサミやクリップで挟んでまとめましょう。
まとめるアイテムがないときには、帯の前で袖を結んだり帯締めに挟んだりしても問題ありません。
洗濯バサミやクリップを使うと、袖にシワが入りにくくしっかりと固定してくれるためおすすめです。

③裾を分けてまくり上げる

一番外側である振袖から、長襦袢の順番で一枚ずつ左右にめくって分けましょう。
衿合わせに沿って、左の身頃から右の身頃へ交互に、おしりの上まで持ち上げます。
素肌に触れる肌着まで分けたら、振袖と長襦袢を包み込むようにそれぞれまとめてもう一度持ち上げましょう。

持ち上げたまとまりは、左右それぞれ腕や脇で挟んだりクリップなどで留めたりしてください。

④便座に腰かけて用を足す

便座のフタを開けて用を足しましょう。
便座に腰をかけるときには、帯が潰れないように少しだけ前側に座ります。
水を流すときには先にフタを閉めることも大切です。

⑤裾をもとに戻す

まくり上げたときとは逆の順番で長襦袢と振袖を一枚ずつ戻しましょう。
おはしょりがめくれていないか触って確認してください。

衿元のハンカチを取ったら、トイレの個室から出ましょう。
手を洗うときに袖が濡れてしまわないよう、袖はまとめたままにしておくことをおすすめします。

⑥鏡で全身を確認する

最後に、鏡を見ながら全身の乱れを整えましょう。
とくに後ろは見逃してしまいやすいため、しっかりと確認してください。

こんなときはどうするの？振袖着用時のトイレの心配を解消◎

どんなに気をつけていても、トイレ後に振袖が汚れたり着崩れたりしてしまうことがあります。
振袖着用時のトイレの心配と解決法をチェックして、いざというときに備えましょう。

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トイレの仕方が悪く、振袖を汚してしまったときは？

しっかりとまとめたつもりが、振袖を汚してしまうことがあるかもしれません。
振袖を汚してしまったときには、タオルやハンカチを使って優しく押さえるように拭きます。

購入した振袖の場合は、あらかじめクリーニング店などでガード加工を施しておくと安心です。
岡山県・香川県で店舗を構える振袖専門店の林屋では、『きものクリニック』を開設しています。
ガード加工をはじめ、着用後のお手入れまでおまかせください。
林屋で購入された振袖はもちろん、他店の振袖も大歓迎です。

レンタルした振袖の場合は、あらかじめ保証サービスに加入しておくと良いでしょう。
いざというときの費用の負担を軽減することができます。

また、成人式は冬に行われるため、トイレだけでなく雨や雪などで濡れてしまう可能性もあります。
濡れやすい足袋は替えを持っておくこともおすすめです。

他店舗で購入された振袖クリーニングもOK！「林屋のきものクリニック」の詳細はこちら

生理期間中に振袖を着なければいけないときの注意点は？

生理期間と成人式が重なってしまうこともあるでしょう。

丈の短いスパッツを履いたり羽つきの生理用品を使ったりすると、ヨレや漏れによる血液汚れを防ぐことができます。
なかには夜用ナプキンやタンポンを使ったり、ピルで生理そのものをずらしたりする人も。
肌との相性や副作用などを考慮し、余裕を持ってお試ししておくと安心です。

また、振袖の着付け時に生理であることを伝えておくと、体の負担を考えて着付けてもらうこともできます。
ゆとりのある着付けで、振袖でも楽に過ごすことができるでしょう。

和式トイレしかなかったときは？

最近は洋式トイレが主流ですが、和式トイレしかない可能性も十分にあります。
和式トイレであっても、用の足し方は変わりません。
便座のフタがないため、裾や袖はさらに短くまくり上げましょう。

衿元が着崩れたときは？

衿元が着崩れたときには、以下の手順で直しましょう。

1.左側の脇の下の空き部分（身八つ口）から左手を入れる
2.下前の衿先を軽く引っ張ってゆるみを取る
3.左手で上前の衿のゆるみを右側に寄せる
4.右手でおはしょりを引っ張って整える
5.おはしょりと帯が平行になっていることを確認してお直し完了

上前が下がって着崩れたときは？

上前が下がって着崩れたときには、以下の手順で直しましょう。

1.右手で上前と床が平行になるように引き上げる
2.左手で固定し、右手を離す
3.右側のおはしょりをめくって、引き上げた生地を腰紐に挟む
4.おはしょりをもとに戻すとお直し完了

帯が下がって着崩れたときは？

帯が下がって着崩れたときには、以下の手順で直しましょう。

1.両手を後ろから帯の下に入れる
2.帯を正しい位置に持ち上げる
3.帯の下にタオルやハンカチを入れるとお直し完了

お尻部分の生地が弛んで着崩れたときは？

お尻部分の生地が弛んで着崩れたときには、以下の手順で直しましょう。

1.弛んだ生地を両手でなで上げて、おしりの上に寄せる
2.おはしょりの下にある腰紐に寄せた生地を挟むとお直し完了

岡山県・香川県で崩れにくい着付けなら林屋へ

岡山県・香川県で振袖を着るのなら、振袖専門店の林屋がおすすめです。
創業から85年以上、毎年たくさんの新成人さんの門出をお手伝いしてきました。
総額18万円以上の特典をご用意し、準備から当日、お手入れまでサポートするところが魅力です。

なかでも、着物救急隊が大好評。
成人式当日に会場に林屋の着付け師が待機し、着崩れをすぐにお直しいたします。

まとめ

振袖着用時のトイレの仕方についてご紹介しました。
岡山県と香川県に店舗を構える振袖専門店の林屋では、振袖と小物を合わせて業界でトップクラスとなる5,000点以上を品揃えています。

さらに、創業85年以上だからできる豊富な特典もプレゼント。
本当に必要な特典だけをご用意し、一度しかないハレの日を手厚くサポートいたします。

また、林屋開催のイベントへのご参加もおすすめです。
イベントへのご参加・ご来店には事前のご予約でお得度がアップします。
Web予約と親娘来場で人気コスメのプレゼントもご用意しています。

ぜひ、ご予約の上ご来店ください。

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