着物コラム

着物を普段着として着るのはおかしい?着物の魅力を専門店が徹底解説

普段着として着る着物

街なかで見かける人は、圧倒的に洋服を着ていることでしょう。
まれに着物を着ている人を見かけると、思わず視線に入るもの。
素敵だと感じる気持ちから、「自分も着物でお出かけしてみたい」と考えることはありませんか?

同時に、「着物を普段着にするのはおかしいと思われてしまう?」と不安に感じることもあるかもしれません。
着物を普段着として着ることは、まったくおかしいことではありません。
今回は、普段着で着る着物について詳しくご紹介します。

着物は普段着として着てOK!

外国の文化が日本に入ってきたことで、着物から洋服へと装いが変化した歴史があります。
現代では洋服を着た人を見ることが多いですが、本来は着物も普段着の装いです。
着物を普段着にしてお出かけすると、たしかにすれ違う人に見られることもありますが、決しておかしいことでも間違っているわけでもないのです。

最近では、自由な着こなしを楽しもうという風潮から、伝統的な和の雰囲気に今っぽく洋のテイストを取り入れる人もいます。
普段着として着る着物は個人の自由。
SNSなどで見かける着物警察と呼ばれる批判をする人も、気にする必要はありません。

なぜ?着物を普段着として着るとおかしい理由とは

着物は普段着として着ることができますが、ときにおかしいと言われることもあります。
なぜ着物を普段着として着るとおかしいのか、2つの理由をご紹介します。

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歴史的背景があるから

昔、人々が和服から洋服へと装いを変化させたころ、着物業界では着物をなくさないために差別化を図りました。
着物が持つ品格をアピールし、特別な日に着る装いとして人々に浸透させたのです。

その結果、日本人の普段着としての着物離れが進みました。
現代でも着物に特別感を覚えるのは、着物業界による差別化の影響であるといえるでしょう。

着るために手間がかかるから

洋服はそのものを着るだけで完成しますが、着物は着付け小物を使って時間をかけて完成させる装いです。
さらに、洋服は着るたびに気軽に自宅で洗濯することができますが、着物はクリーニングでのお手入れが基本になります。
保管も定期的に虫干しを行うなど、洋服よりも大変に感じるかもしれません。

着物は、着るだけでなくお手入れや保管まで手間がかかる装いであるといえます。

普段着として着物を着る魅力をご紹介

慣れるまでは着物の扱いに難しさを感じるかもしれませんが、普段着として着物を着る魅力はたくさんあります。
普段着として着物を着る6つの魅力をチェックしてみましょう。

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周りと被らず自分らしさが楽しめる

普段着は洋服が主流の現代だからこそ、着物を普段着にするとそれだけで特別な気分になることができます。
色柄も豊富にあり、組み合わせる小物もバリエーション豊か。
洋服以上に、自由なコーディネートを叶えることができるのです。

周りと被らない着こなしで自分らしさを楽しめるでしょう。

体型のカバーが叶う

洋服が似合うといわれているのは、外国人のように体型にメリハリがある人です。
着物は日本古来の装いであるため、もちろん似合うのも日本人らしい体型の人。
メリハリの少ない、寸胴体型がベストだといわれています。

現代では日本人の体型も変化し、メリハリのある体型の人もいるでしょう。
寸胴体型に見せるためにタオルなどを使い、補正して美しく着こなすことが一般的です。

自然と美しい姿勢になる

着物はシワのないよう締め付けながら着付けを行います。
そのため、自然と背筋がまっすぐになるところが魅力です。
着崩れしないよう小股で歩くことも身につくため、猫背やがに股の改善にもつながるといわれています。

さらに、着姿が体重の増減に左右されにくいことから、いつでも美しい着物姿が叶うでしょう。

交友関係のきっかけになる

着物を着ると、それだけで人から褒められる機会も多いです。
とくに外国人も参加する式典などの集まりでは、着物を着ている人は自然と話題の中心になります。
着物によって会話のきっかけが生まれ、円滑なコミュニケーションにつながるのです。

日本ならではの伝統に親しみを持てる

装いだけでなく生活そのものも洋風化している現代では、日本らしさに触れる機会が減っているといえます。
着物は、日本の伝統を感じられる装いです。
着物を普段着として着ることにより、日本の文化を継承することにもつながります。

特別なお呼ばれにも焦らない

普段着は洋服が主流ですが、現代でもお祝いの行事には着物が根強い人気です。
結婚式や表彰式、子どもの入学・卒業式など、TPOに合わせた着物選びはコツが必要なもの。
普段着として着物を着ることで、どんなシーンでもぴったりの着物やコーディネートが自然とわかるようになります。

普段から着物を着ているからこそ、美しい着姿も叶うでしょう。

普段着におすすめの着物の種類をご紹介

着物には種類があり、フォーマルシーンに適したものから普段着として気軽に着ることのできるものまであります。
普段着に適した着物の種類をご紹介します。

林屋|全着物の一覧

付下げ

着物専門店林屋の付下げ

薄黄色の付下げの詳細はこちら

付下げとは、訪問着によく似た着物です。
訪問着とは異なり金糸や銀糸は使われず、柄も控えめなことから普段着として適しています。

また、色無地にも似た着物だといわれています。
カジュアルすぎず、品格も程よく感じることができるため、着用シーンが豊富な着物といえるでしょう。
キレイめに着こなしたいときにもおすすめです。

林屋|付下げの一覧

小紋

着物専門店林屋の小紋

薄灰色の小紋の詳細はこちら

小紋は、着物全体に模様が細かく施された着物です。
同じ方向に繰り返し模様が施され、遊び心を感じる着物として知られています。
基本はカジュアルシーンの着用が適していますが、紋付きの江戸小紋は袋帯を合わせることで結婚式にも着ることが可能です。

柄が上向きになるよう施された小紋は、付下げ小紋と呼ばれることもあります。

林屋|小紋の一覧

着物専門店林屋の紬

黒色の紬の詳細はこちら

紬は、染色した絹の紬糸を使って作られる着物です。
着物のなかでも最もカジュアル向きであり、気軽なお出かけに適しています。
絹ならではの光沢感がありながら、木綿に似た風合いが出るところが魅力です。

着心地も軽いため、着物になじみがない人も快適に着ることができるでしょう。
近年価値が高まっている着物ではありますが、フォーマルシーンには不向きのため注意が必要です。

林屋|紬の一覧

訪問着

着物専門店林屋の訪問着

亜麻色の訪問着の詳細はこちら

訪問着は、セミフォーマルからフォーマルまで万能に着ることのできる着物です。
縫い目で途切れない絵羽模様が施され、華やかな印象が魅力です。
30代以降のお呼ばれ着物として定番の着物として知られています。

「特別なときにも適した着物が欲しい」「カジュアルよりもフォーマル寄りな着物を選びたい」というときには、訪問着を選ぶと外しません。

林屋|訪問着の一覧

林屋なら着物が自然と普段着になる◎

これまで着物に馴染みがなかった人には、着物専門店は敷居が高いと感じるかもしれません。
ですが、着物専門店の林屋はカジュアルに訪れることのできる着物専門店です。
岡山県と香川県にそれぞれ店舗を構え、創業から85年以上お客様に合わせた着物をご提案しています。

林屋では、職人の技と日本の伝統を残したい思いから、定期的に着物で参加するイベントを開催。
お食事会や祝賀会といった着物定番のイベントはもちろん、よりカジュアルに楽しめるカジノパーティーやクリスマスパーティーなども開催しています。
林屋ならではの楽しいイベントで、着物を着る機会が増えるだけでなく、着物好きの輪を広げることもできるはずです。

まとめ

着物を普段着として着ることについてご紹介しました。
着物専門店の林屋では、着物を購入されたお客様にイベントご優待をはじめ豊富な特典をご用意しています。

・何度でも着付けの無料サービス
・シミ抜き、汚れ落としなど何度でも無料サービス
・記念写真特別割引サービス
・着付け前後の点検サービス
・タンス整理の無料サービス
・前結び着付け教室48回分レッスン無料
・総桐ダンス特別割引サービス
・きものクリーニング30%OFF
・きものパーティーご優待

ご来店の際には、Webからの来店予約がおすすめです。
岡山県倉敷市・香川県丸亀市の方は、ぜひご予約の上ご来店ください。

岡山・香川最大の着物・呉服専門店の林屋

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