着物を着てお出かけを楽しみたいと思っても、どのように着こなせば良いのかわからない人も少なくないでしょう。
とくに着物の柄選びは難しいといわれ、親しみのない人にとっては大変さを感じることもあります。
ですが、着物の柄選びのルールに沿って自分だけのコーディネートを組むことは、楽しみの一つともいわれているのです。
今回は、着物初心者さん向けに、柄のルールについてご紹介します。
粋な着こなしを叶えたい人は、参考にしてみてくださいね。
目次
着物にはどのような柄がある?
まずは、着物の柄について知りましょう。
着物の柄というと、いろいろなものがイメージできるかもしれません。
実際、いろいろな柄が着物には描かれますが、3つの種類に分けることができます。
種類別にどのような柄が描かれているのかご紹介します。
季節
着物には、季節を感じる柄が描かれます。
日本は四季の移ろいをはっきりと感じることのできる国です。
そのため、伝統的な装いである着物にも四季に合わせた柄が選ばれます。
・春:桜や椿など、春の花が多い
・夏:雨や麻の葉など、夏の爽やかさを感じる柄が多い
・秋:紅葉や桔梗など、秋の紅葉が多い
・冬:雪や松など、冬の厳しさを感じる柄が多い
自然
着物には、自然界にあるものをモチーフとした柄が描かれます。
先にご紹介した季節の花はもちろん、植物や動物など柄の種類も豊富です。
また、風景をモチーフにした柄もあります。
流水や雪輪、雲取りなどが代表的です。
伝統・古典
着物には、日本ならではの伝統を感じる柄が描かれます。
おめでたいものや縁起の良いものが豊富にあるため、晴れ着である振袖や留袖に描かれていることが多いです。
なかでも、吉祥文様と呼ばれる柄が代表的といえるでしょう。
七宝文には円満、麻の葉文には成長など、吉祥文様には柄それぞれに願いが込められています。
着物の柄選びのルールをご紹介
着物の柄選びには、3つの基本的なルールがあります。
基本的なルールを押さえて柄を選ぶことで、着こなしの失敗は限りなく少なくなるでしょう。
着物初心者さんはもちろん、着物に親しみを持ち始めている人も知っておきたい、柄選びのルールについてご紹介します。
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季節を先取りした柄を選ぶ
着物の柄選びの最も基本的なルールに、季節の先取りが挙げられます。
季節の柄が描かれた着物を選ぶときには、着るときの季節よりも少し先のものを選びましょう。
とくに花が描かれた柄は注意が必要です。
着物に描かれた柄よりも本物の花の方が美しいため、本物の花よりも着物が目立ってはいけないのです。
本物の花が咲くよりも少し早めに着物に取り入れることで、上手な着こなしが叶います。
着物上級者さんのなかには、あえて見頃を過ぎた季節の花をさり気なく取り入れることで、『名残』とする人もいるそうです。
なお、上手に季節を先取りしていても、着用シーンが問われる柄もあります。
着物と帯の柄の組み合わせにもこだわる
着物はもちろん、帯にも柄が描かれます。
着物と帯を中心に、小物を組み合わせたものが着物のコーディネートです。
着物そのものの柄だけでなく、帯に描かれた柄にも注目しましょう。
着物と帯の季節を合わせたり、名歌に沿って柄を組み合わせたりするとコーディネートに統一感が生まれます。
また、着物と帯の柄の大きさにメリハリをつけることも大切です。
通年の柄を活かす
着物の柄には、通年着られるものもあります。
通年の柄は、その名の通り季節を問いません。
上手に取り入れることで、コーディネートのバリエーションが増えるでしょう。
通年の柄には以下のものが挙げられます。
・吉祥文様:縁起の良い松竹梅などが代表
・有職文様:雲鶴や花菱など
・唐草、唐花:つる草や空想の花
・蝶々:ほかに季節の柄が描かれていない場合に通年となる
・幾何学模様:形や直線、曲線を連続して描いた柄
・小紋:着物全体に細かく描かれた柄
TPOを大切に。着物のタブーとは
着物は、普段着から特別な日まで着ることのできる装いです。
ですが、フォーマルシーンで着物を着るときには、普段着以上にマナーに気をつけましょう。
着物のタブーとして、以下の内容が一般的に知られています。
・結婚式:花嫁や親族の黒留袖と被らないよう、白や黒一色は避ける
・成人式:華やかなお祝いの場であるため、振袖以外の着物は避ける
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シーン別の柄の選び方とは
着物を特別な装いとして選んでいる人は、あらかじめ着る機会が決まっていることも多いでしょう。
シーン別に着物の柄の選び方についてご紹介します。
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結婚式などのおめでたいシーン
結婚式をはじめとするおめでたいシーンには、松竹梅や鶴といった縁起の良い柄を選びましょう。
着物の色は、場に花を添える桃色や藤色といった女性らしさと品の良さを感じるものがおすすめです。
帯は袋帯を選ぶと失敗しません。
お茶会などのセミフォーマルなシーン
お茶会やお食事会といったセミフォーマルに分類されるシーンには、場になじむ自然の柄や幾何学模様を選びましょう。
自然の柄を選ぶときには、柄選びのルールに沿って、季節を先取りします。
着物の色も季節に合わせるとおしゃれです。
帯は色柄を控えめにすると上品さが格上げします。
お出かけなどのカジュアルなシーン
お出かけなど、厳格な着こなしを求められないカジュアルなシーンには、好みの着こなしを楽しむことができます。
ルールに沿った柄選びはもちろん、現代的な柄使いを取り入れたり、洋服とコーディネートしたりと自由です。
帯は名古屋帯や半幅帯を選ぶと、シンプルでさまざまなコーディネートに合います。
着物選びは林屋におまかせ
長く、さまざまなシーンで着回しを楽しめる着物を選ぶのなら、着物専門店の林屋がおすすめです。
創業から85年以上の歴史を持ち、岡山県と香川県に店舗を構えています。
【林屋 児島店】
・所在地:岡山県倉敷市児島下の町10丁目392-5
・営業時間:9:30〜19:00
・定休日:毎週火曜日
・電話番号:0120-29-8848(エリア外:086-473-5298)
【林屋 飯山店】
・所在地:香川県丸亀市飯山町下法軍寺691-6
・営業時間:9:30〜19:00
・定休日:毎週火曜日
・電話番号:0120-07-8848(エリア外:0877-98-2026)
専任のプランナーがカウンセリング
林屋では、専任のプランナーがぴったりの着物をご提案いたします。
ご予算やご希望の色柄、着たいシーンなど、どんなことでもお気軽にお伝えください。
プランナーをはじめ、林屋のスタッフは親しみやすい人ばかり。
安心してご相談いただけるでしょう。
こだわりの着物を豊富にご用意
創業から85年以上の老舗だからできる仕入れで、質の高さにこだわった着物を豊富にご用意しています。
なかでも、日本ならではの職人の火を絶やさないようにしたい想いから、京都の着物の品揃えに力を入れています。
こちらは、鮮やかな色使いの柄が存在感を放つ亜麻色の訪問着です。
あえてシンプルな柄の配置で、より色使いを際立たせています。
こちらは、爽やかな薄青色が品格を感じさせる訪問着です。
ふんわりと描かれた花柄が女性らしい印象を格上げしてくれます。
きものクリニックでお手入れも安心
着物のお手入れも林屋におまかせください。
林屋では、『きものクリニック』を開設しています。
20年以上、お客様の大切な着物を丁寧にお手入れ。
京都のやま忠の技術を用いているところが特長です。
クリーニングメニューも多岐にわたるため、まずはお気軽に林屋へと着物をお持ちください。
実際の状態を確認し、最適なメニューをご提案いたします。
自店・他店や着物の種類を問わないところも魅力です。
まとめ
着物の柄のルールについてご紹介しました。
着物専門店の林屋では、さまざまな柄が描かれた着物を豊富にご用意しています。
さらに、林屋では着物を購入されたお客様向けに充実の特典もご用意しています。
・何度でも着付けの無料サービス
・シミ抜き、汚れ落としなど何度でも無料サービス
・記念写真特別割引サービス
・着付け前後の点検サービス
・タンス整理の無料サービス
・前結び着付け教室48回分レッスン無料
・総桐ダンス特別割引サービス
・きものクリーニング30%OFF
・きものパーティーご優待
林屋へのご来店の際には、Webからの来店予約がおすすめです。
岡山県倉敷市・香川県丸亀市の方は、ぜひご予約の上ご来店ください。