着物コラム

着物はいつ着るもの?10種のシーン別にぴったりの着こなし方をご紹介

着物はいつ着るもの

「着物を着てみたいけれどいつ着るものかわからない」「TPOに合わせた着物の選び方が難しそう」など、着物に興味はあるけれど躊躇してしまうという声はとても多いです。
フォーマルなイメージが強い着物ですが、気軽にカジュアルにも着こなすことができます。
着物をいつ着るのか具体的なシーンがわかることで、着物デビューのきっかけになるはずです。

今回は、着物の種類をはじめ、着物が選ばれる10種のシーンをご紹介します。

 

はじめに知っておきたい!着物の種類とは

着物は、日本古来から愛されている装いです。
伝統を感じる装いとして、現代でも多くの着物好きさんが着こなしています。

着物の一番の特長は、格があるところ。
着物の格と着るシーンを合わせることが大切とされています。

 

留袖

既婚女性の第一礼装のの着物黒留袖

着物の詳しい情報はこちら

 

留袖は、着物のなかで最も格が高いとされています。
黒地の留袖は黒留袖と呼ばれ、既婚女性の第一礼装です。
結婚式や披露宴で近親者のみが着ることができます。

そのほかの色地の留袖は色留袖と呼ばれ、既婚・未婚を問わず女性の第一礼装もしくは準礼装です。
両胸・両袖・背中の5か所に紋を入れた五つ紋の色留袖は、黒留袖と同格になります。

 

訪問着

久保田一竹作 辻が花訪問着

着物の詳しい情報はこちら

 

訪問着は、留袖のつぎに格が高い略礼装とされています。
年齢や既婚・未婚を問わないため、長く着続けられる着物です。
フォーマルシーンに着られるよう紋を入れることもありますが、最近はカジュアルシーン向けにあえて紋を入れないことも多いようです。

訪問着に描かれる柄は絵羽模様。
衿から肩、袖につながって柄が描かれます。
合わせる帯は、袋帯が一般的です。

訪問着は色柄がバリエーション豊かであるため、自分らしい着こなしを楽しめるでしょう。
お出かけ用の着物として定番であり、着物デビューにもおすすめです。

 

付け下げ・色無地

付け下げに仕立てる着物反物

着物の詳しい情報はこちら

 

付け下げ・色無地は、訪問着のつぎに格のある着物とされています。
付け下げとは、絵羽模様が描かれていないまたは控えめな着物です。
色無地は、一色で染められて柄のない着物です。

どちらも訪問着よりも落ち着いた印象であるため、サラッと着こなすことができるでしょう。
一着目には万能な訪問着を、二着目にはよりカジュアルな付け下げ・色無地を選ぶ着物好きさんも多いです。

 

小紋・紬

着物に仕立てる小紋と紬の反物

着物の詳しい情報はこちら

 

小紋・紬は、付け下げ・色無地のつぎに格のある着物とされています。
普段着用の着物であるため、お出かけなどで気軽に着ることができる着物です。

小紋は、型染めによって全体に細かな模様が施されています。
紬は、染色した糸とさまざまな織り方を組み合わせて柄を施しています。
小紋は柔らかめ、紬は硬めの風合いであるため、なりたい雰囲気を選ぶ楽しさも味わえるでしょう。

 

着物はいつ着る?〜フォーマルシーン〜

着物といえばフォーマルシーン、と考える人も多いでしょう。
実際、着物はさまざまなフォーマルシーンで華を添える装いです。
着物のコーディネートをTPOに合わせることで、洗練された印象を与えることもできます。

関連記事はこちら
着物を着る機会はたくさんある!訪問着が活躍するシーンをたっぷりご紹介

 

結婚式

結婚式で着物を着る場合、立場によって選ぶべき着物が異なります。

新婦は、打掛(うちかけ)と呼ばれる豪華な着物を着ましょう。
打掛は白無垢と色打掛の2種類。
白無垢は着物のなかで最高の格であり、結婚式のみでしか着られません。
色打掛は結婚式・披露宴の両方で着ることができます。

母親や仲人は黒留袖、姉妹は色留袖を着ましょう。
親族は紋入りの訪問着、友人・同僚は訪問着が適しています。
未婚の場合、訪問着ではなく振袖を着ることもおすすめです。

 

子どものハレの日

子どものハレの日に、母親の装いとして着物が人気です。
卒業式・入学式、七五三やお宮参りなど、大切な行事には訪問着を選びましょう。

付け下げや色無地を着ることもできますが、着こなしには注意が必要です。
付け下げを着る場合は、袋帯が適しています。
色無地を着る場合は、紋入りのものを選びましょう。

子どもが主役となるため、目立ちすぎない着こなしが求められます。

 

式典

パーティーや祝賀会といった式典には、基本的に紋入りの着物が適しています。
色留袖や訪問着、色無地など、式典の雰囲気に合わせて選びましょう。
簡単な式典の場合、紋の入っていない着物を着ても問題ないとされています。

国際的な式典の場合には、五つ紋の色留袖がおすすめです。

 

お葬式

お葬式では、喪主にあたる人が黒紋付と呼ばれる染め抜きの五つ紋が入った着物を着ます。
小物類もすべて黒色で揃え、長襦袢と半衿、足袋は白色のものを身につけましょう。
帯は一重太鼓の黒共帯(名古屋帯)が一般的です。

一般参列となる場合も着物を着て問題ありませんが、現在では2〜3親等の親族までが多いといわれています。

 

着物はいつ着る?〜カジュアルシーン〜

着物はカジュアルシーンにも大活躍する装いです。
普段から着物に親しみを持つことで、とっておきの日にも自分にぴったりの着こなしを選べるようになります。

 

お正月や初詣

お正月や初詣は、着物がよく映えるシーンです。
華やかな着物を選ぶことで、新年のお祝いの雰囲気が高まります。
とくに着るべき着物の決まりもないため、自分らしい着こなしが楽しめるでしょう。

ただし、冬であるため防寒対策をすることが大切です。

 

同窓会

年齢を重ねてから行われる同窓会も、着物が選ばれることが多いです。
付け下げや色無地など、かしこまりすぎない着物が適しています。
固めの雰囲気の同窓会には、訪問着の方が合うでしょう。

同窓会が行われる会場や時間、同級生の装いを確認してから着物を選ぶと失敗を防ぐことができます。

 

観劇などのお出かけ

観劇など、座る時間の長いお出かけにも着物がよく合います。
訪問着や付け下げ、小紋、紬が人気です。
肩の力を抜いて、自分の好みを詰め込んだ着こなしを楽しみましょう。

舞台や応援している演者さんをイメージした着こなしもおすすめです。

 

お食事会

お食事会をはじめ、お茶会や女子会などにも着物がよく映えます。
訪問着や付け下げ、小紋、紬をおしゃれ着として選びましょう。

改まったお茶会の場合、一つ紋の入った訪問着がおすすめです。
コース料理のお店の場合にも、訪問着が合うでしょう。

 

花火大会や夏祭り

花火大会や夏祭りなど、夏のお出かけには浴衣を選びましょう。
浴衣は、風通しと着心地の軽さに長けた着物です。
見る人に爽やかな印象を与えることができます。

長襦袢を身につけずに着付けをするため、着る人も涼しく快適です。
ただし、下着が透けて見えてしまいます。
和装用や浴衣用の肌着の着用が欠かせません。
タンクトップやキャミソール、ペチコートなどで代用する人もいます。

 

街歩き

観光などの街歩きにも着物が人気です。
訪問着や色無地、小紋や紬など、好みのものを選びましょう。
普段は選ばない色柄を思い切って挑戦してみることもおすすめです。

アンティークのものや洋柄のものを使い、現代的な着こなしもおしゃれな印象を与えます。

 

「いつ着る?」と迷わない◎万能な着物は林屋へ

着物デビューをしたい人には、着物専門店の林屋がご用意する特別なセットがおすすめです。
林屋は、岡山県と香川県に店舗を構える着物専門店。
創業86周年を迎え、着物好きさんから着物初心者さんまで多くのお客様に愛されています。

着物が初めての方のこれからの着物セット

【これからのきものセット(298,000円/398,000円)】
・特選訪問着
・西陣袋帯
・厳選小物3セット(帯締め、帯揚げ、重ね衿)

林屋なら、楽しみたいシーンに合わせてぴったりの着物が見つかるはずです。

 

まとめ

着物の種類や着物が選ばれるシーンについてご紹介しました。
TPOに合わせた着物を選びたいときには、お気軽に着物専門店の林屋にご相談ください。
林屋では、豊富な特典をご用意してご来店をお待ちしております。

・何度でも着付けの無料サービス
・シミ抜き、汚れ落としなど何度でも無料サービス
・記念写真特別割引サービス
・着付け前後の点検サービス
・タンス整理の無料サービス
・前結び着付け教室48回分レッスン無料
・総桐ダンス特別割引サービス
・きものクリーニング30%OFF
・きものパーティーご優待

ご来店の際には、webからの来店予約がおすすめです。
岡山県倉敷市・香川県丸亀市の方は、ぜひご予約の上ご来店ください。

 

林屋 | 岡山・香川最大のきもの専門店(倉敷/丸亀)

 

前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ

新着記事

アーカイブ