
「着物は受け継ぐものと聞いたけれど、サイズが合わないときはどうしたら良い?」「体型が変わって、お気に入りの着物が着られなくなった」など、着物のサイズについて悩んでいませんか?
着物は反物からできているため、柔軟にサイズ直しをすることが可能です。
着られないと諦めていた着物も、自分サイズに変えることができるのです。
今回は、着物のサイズ直しについて、直せる部分や費用の相場、サイズ直しできない着物まで詳しくご紹介します。
目次
「着物のサイズ直しがしたい」はあるあるな悩みである
着物に使われる正絹は、大切に扱うと約100年持つといわれています。
優秀な耐久性により、着物は受け継いで着る文化が続いているのです。
これまで数え切れないほどの着物が受け継がれてきたということは、その分サイズ直しに関する悩みもあったということ。
着物のサイズ直しがしたいという悩みは、あるあるといえます。
着物を譲り受けたから
譲り受けた着物の代表格といえば、ママ振袖が挙げられるでしょう。
ママ振袖とは、お母様が成人式を迎えたときに着た振袖のこと。
ここ数年、ママ振袖はレトロかわいいと再注目されています。
万能に着ることのできる訪問着も、親戚や友人などから譲り受ける機会があるかもしれません。
譲り受けた着物の共通点は、もともと着ていた人と自分では体格が異なることといえます。
サイズ直しに関する悩みも生まれやすいです。
年月が経って、体型が変化したから
女性は、ライフイベントによって体型が変わりやすいもの。
妊娠・出産によって太ったり、年齢を重ねて痩せたりと、着物を購入した当時と今とでは体型が異なるということも多いです。
以前はぴったりだった着物が不格好に感じるというときは、サイズ直しを検討しましょう。
中古の着物を購入したから
着物は受け継がれ続けるものであるため、中古の一着を気に入ることもあるでしょう。
以前、どんな体型の人が着ていたかわからない中古の着物は、着物ごとに寸法がバラバラ。
一着は小さく感じるけれど、もう一着は大きい…ということも珍しくありません。
この先も大切に着続けるためには、サイズ直しが必要になります。
着物のサイズ直しをしないで着るとどうなる?
着物は体に巻き付けるように着付けるため、サイズの融通が効くとイメージする人も少なくないでしょう。
実は、着物の寸法は、着姿を美しく見せる重大な要素の一つです。
サイズ直しをせずに着物を着ることのデメリットをご紹介します。
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着崩れがしやすくなる
自分のサイズに合わない着物は、動きにくさへとつながります。
無理に動くことで、着物の着崩れの原因になるのです。
帯のズレやすさや胸元の開きやすさが気になるときには、サイズ直しが必要といえるでしょう。
着姿が不格好になる
裄など、視線に入りやすい部分のサイズが合っていないと、着姿が崩れた印象を与えてしまいます。
短すぎる裄は手首が大きくでてしまい、マナー違反と思われてしまう可能性も。
反対に、長すぎる裄は手元が隠れてしまい、だらしないと感じさせてしまうかもしれません。
着付けがしにくくなる
身丈が足りない着物は、おはしょを適切に取ることができず、着付けがしにくくなってしまいます。
おはしょりは、丈の調整だけでなく、重みで着崩れを防止してくれるもの。
シルエットを整えたりTPOに合わせて印象を変化させたりと、さまざまな役割を持っているのです。
サイズ直しができる着物の部分とは
着物のサイズ直しは、和装士さんのいる着物専門店でお願いすることができます。
着物は繊細であるため、生地の状態をしっかりと確認することが大切です。
信頼できる着物専門店に相談しましょう。
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裄
裄とは、首の後ろの中心から手首までの長さのことです。
着物から手首が大きくでてしまう、長すぎて手元が隠れてしまうときは、裄丈をお直ししましょう。
比較的簡単なお直しであるため、10,000円前後でお願いできることが多いです。
袖丈
袖丈は、袖の縦の長さのことです。
振袖を訪問着に作り変えたいときには、袖丈をお直ししましょう。
ただし、袖の左右のバランスや装飾の有無によって料金の相場は大きく変わります。
5,000円ほどでお願いできることもあれば、10,000円を超えることも。
着物専門店で綿密に相談することが大切です。
身丈
身丈とは、着物全体の縦の長さのことです。
丈が短い・長い、おはしょりが十分に作ることができないときには、身丈をお直ししましょう。
縫い代がある場合や丈を短くする場合は、10,000円前後でお願いできることが多いです。
身幅
身幅とは、胴回りの長さのことです。
痩せた・太ったなど、体型が変わったときには身幅をお直ししましょう。
バストやヒップのサイズに合わせてお直しすることもできます。
縫い目の調整が必要になりますが、10,000円前後でお願いできることが多いです。
裾まわり
裾まわりとは、裾の広がりに影響を与える部分のことです。
着姿の印象を変えたいときや動きやすくしたいときには、裾まわりをお直ししましょう。
ただし、着物の種類によってお直しの難易度が変化します。
なかでも振袖や留袖は、布継ぎが必要になることも多いです。
衿下
衿下とは、衿元の長さのことです。
衿を美しく見せたいときや衿まわりの着心地を良くしたいときには、衿下をお直ししましょう。
また、共衿が汚れたときには、新しいものに付け替えることもできます。
サイズ直しができない着物とは
着物によっては、サイズ直しができないこともあります。
サイズ直しを断られてしまう可能性のある着物の特長をご紹介します。
縫い代がない着物
着物のお直しは、縫い代の有無に左右されることが多いです。
縫い代は、着物の生地の余裕に直結。
十分な縫い代があれば、柔軟に裄の調節をすることができます。
縫い代がない場合、布継ぎが必要です。
見た目が変わり技術も求められるため、対応していないお店もあります。
生地が弱っている着物
着物の生地が弱っている場合、破れやほつれのリスクからサイズ直しができない可能性があります。
無理にお直ししたとしても、着用とともに裂けてしまうことも。
生地が弱っている着物は、着物としての役目を終えようとしているのかもしれません。
小物などにリメイクをして、形を変えて愛用すると良いでしょう。
シミやカビが広範囲にある着物
長期間保管していた着物は、シミやカビが発生していることがあります。
仕立てられた状態では見えなくても、解いたときに見つかることも。
広範囲にある場合やシミ抜きで落ち切らない場合、サイズ直しを断られてしまうかもしれません。
紬や総絞りの着物
紬や総絞りなど、生地に風合いのある着物は、サイズ直しによって魅力を損なわせてしまう可能性があります。
なかでも、絞りは位置や数が計算されているもの。
サイズ直しをすることで、絞りの柄がズレてしまうかもしれません。
着物と希望するサイズに差がありすぎる着物
着物は柔軟にサイズ直しができますが、大幅なお直しは難しいこともあります。
着物として着ることはできませんが、別のアイテムへとリメイクしても良いかもしれません。
バッグや日傘、クッションカバーなど、リメイクできるアイテムは無限大。
新たなお気に入りへと生まれ変わるはずです。
着物のサイズ直しは林屋にお気軽にご相談を
岡山県・香川県で着物のサイズ直しを検討している人は、ぜひ着物専門店の林屋にご相談ください。
林屋は、伝統を次世代へと繋いでいくことを使命だと考えています。
もちろん、ママ振袖のお直しも大歓迎です。
林屋の着物、他店の着物など種類を問わず、喜んでお直しさせていただきます。
きものクリニックが丁寧にお直し
着物専門店の林屋では、悉皆屋としてきものクリニックを開設しています。
お直しをはじめ、お手入れも充実のメニューをご用意。
京都の悉皆屋であるやま忠の技術と国家資格を持つ職人の手仕事で、より長く着物を愛用し続けることができるはずです。
きものクリニックへのご相談の際は、事前のご予約がおすすめです。
事前にご予約していただくことにより、ご来店時にスムーズにご案内させていただきます。
ご予約は、林屋の倉敷市児島店・丸亀市飯山店へのお電話もしくはお問い合わせフォームにて承っています。
まとめ
着物のサイズ直しについてご紹介しました。
着物専門店の林屋では、きものクリニックにてサイズ直しを承っています。
林屋へのご来店の際には、Webからの来店予約がおすすめです。
岡山県倉敷市・香川県丸亀市の方は、ぜひご予約の上ご来店ください。