近年、モダンでかっこいい振袖の人気が高まっています。
振袖の後ろ姿を決める帯もかっこいい結び方を選びたいですよね。
前からだけでなく、後ろからの見え方にもこだわることで、よりおしゃれ見えが叶います。

「帯の結び方に種類があるの？」
「どんな結び方がかっこいい？」など、帯の結び方についてわからないことも多いでしょう。

今回は、振袖におすすめのかっこいい帯の結び方をご紹介します。
王道の帯の結び方についてもご紹介するので、コーディネートを考えるときの参考にしてみてくださいね。

まずは振袖に合う王道の帯の結び方をチェックしよう

帯の結び方にはさまざまな種類があります。
振袖に合う結び方とされるのは3種類です。

・文庫結び
・立て矢結び
・二重太鼓結び

それぞれの帯の結び方をご紹介します。
動画を参考に、振袖姿をイメージしてみましょう。

文庫結び

文庫結びは浴衣でも選ばれる帯の結び方です。
アレンジを加え、豪華さにこだわると振袖に映えます。

帯板の上線くらいになるよう手先の長さを決めましょう。
帯を胴に2周巻き、締めてゆとりを無くします。
胴に巻いてきた方の帯を脇で挟み、反対の帯を半分の幅に折ってください。

脇で挟んだ帯も同じように半分に折ります。
そのままひと結びし、上から下に向かって結び下げましょう。
緩まないようにねじり、手先を帯の下に挟みます。

羽根の長さを自分の体の幅よりも少し長めに取り、残りを中に差し込んでください。
羽根を半分に折り、もう一度下に折り下げます。
手先で下から上に向かって羽根をくるみ、リボン状になるように中心を締めましょう。
少し幅を広げ、帯板の内側を通りながらもう一度手先を下から上に巻き込みます。

羽根の形が左右揃うよう整えてください。
帯全体を後ろに回し、結び目の中心と背中心を合わせます。
残りの帯を下に引っ張ってから整え、綺麗にたたんで帯のなかに収めると完成です。

立て矢結び

立て矢結びは立体感がある帯の結び方です。
スタイリッシュで大人な印象を高めてくれます。

手先の長さを決めたら、たれ先を三角に折り上げましょう。
手先を上にひと結びし、たれを広げます。
上羽根は左肩から5cm、下羽根はおはしょりの下線になるよう長さを調整し、残りは内側に折り込んでください。

巻いたタオルを軸代わりに入れ、中心を紐を使って固定します。
手先を上から下に向かって巻き、なかに入れ込んで形を整えると完成です。

二重太鼓結び

二重太鼓結びは、きものの帯の結び方のなかでも定番です。
振袖にはふくら雀結びなどアレンジを加えた結び方が選ばれます。

手先を持ち、輪になっている方が首側になるよう右肩に乗せ、帯の下線に手先を合わせてください。
前で折り上げてから胴に2巻して締めます。
手先を下ろし、垂れを体の中心で上に折り上げましょう。

仮紐で胴を結びます。
垂れ元を広げてゆとりを作り、柄の位置合わせて山を綺麗に揃えてください。
垂れの間に帯枕を入れます。
帯の上線に乗せて後ろで2回結びましょう。

中を綺麗に折り上げ、お太鼓のなかのもたつきを無くします。
帯の下線に合わせて大きさを揃え、残りはすべて折り上げてから手先をなかに入れてください。
手先を左右に少し出すとお太鼓の大きさが決まります。

垂れを伸ばしてから整え、お太鼓のなかからゴムで留めましょう。
仮紐をほどき、帯を後ろに回します。
中心を合わせてから帯枕の紐を結び直し、帯のなかに入れてください。
ゴムを外すと完成です。

かっこいい振袖姿に仕上げる♪おすすめの帯の結び方

基本の帯の結び方にアレンジを加えると、結び方のバリエーションが広がります。
かっこいい振袖姿を叶えるおすすめの帯の結び方をチェックしてみましょう。

コーディネート例として振袖もご紹介するので、振袖選びの参考にしてみてくださいね。

花手

花手毬は文庫結びのアレンジです。
より華やかで成人式らしい仕上がりが楽しめます。

手先を2つに折り、山が3つ谷が2つのひだを加えてからクリップで留めます。
柄の始まりを左脇に合わせ、手先を脇に入れてください。
下線を引き締め、後ろ板を入れてから幅を出して2巻目を巻きます。

下線を揃えながら引き締め、帯を真上に折り上げて巻き込みながら上線まで下げてください。
手先を上から下に通して結びましょう。
結び目に合わせて後ろ芯を入れます。

垂れ元を伸ばし、帯全体を4等分にたたんでください。
ひだを加えた手先を垂れ元で包み込みます。
垂れ先は中表になるよう、ひだを加えて屏風たたみにしましょう。

180度回転させながら帯の上に持ち上げ、袋に通します。
クリップを外し、ひだが残るよう広げ、羽根全体を整えます。
丸く形付けると完成です。

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レトロ感の強い振袖と組み合わせると、トレンドを押さえたおしゃれコーディネートに仕上がります。
大人のかっこいい雰囲気が引き立つでしょう。

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柄使いのかっこいい振袖と組み合わせると、華やかさが引き立ちます。
帯締めや髪飾りで引き算をし、抜け感にこだわるとおしゃれです。

カラー

カラーはお太鼓結びのアレンジです。
華やかさと上品さを両立することができます。

カラーひだを手先から折り幅よりも広めに折り、さらに半分に折ってから三角に開きます。
開いた部分はクリップで留めましょう。
上下それぞれを端から中心に向かって折り重ねます。
下角をひだのところへ折り上げ、もう一枚も引き締めながら折り上げてください。

後ろからダーツを1つ入れます。
最初に折った部分を引き戻すように出し、折った部分がバラバラにならないよう根本をゴムで結んで留めてください。
折り目を反らせて、立体感とお花らしさを加えましょう。

柄始まりを脇に合わせ、後ろ板を入れてから2巻します。
右手前に帯を引き、全体を締めます。
真上に折り上げて巻き込み、ひと結びにしてください。

後ろ芯を入れてから、カラーひだを好みの位置に合わせて仮紐で結びましょう。
左右それぞれ長めの羽根を作り、羽根とお花のバランスを整えます。
帯枕を入れて残りの帯でお太鼓を作ると完成です。

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ふんわりとした色合いの振袖と組み合わせると、女性らしい印象を与えます。
シンプルな帯の結び方で、どこかかっこいい雰囲気も楽しめるでしょう。

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柄使いが細かな振袖と組み合わせると、洗練された大人かっこいい振袖姿に仕上がります。
後ろ姿も美しく、理想の振袖姿が叶うでしょう。

バラ

バラはお太鼓結びのアレンジです。
可憐さが引き立ち、女性らしい印象を与えます。

垂れ先を表にし、中表になるよう三角にたたみます。
斜めのラインに沿って三角の部分に3つのひだを加えましょう。
ひだが崩れないようクリップで留めてください。

ひだのラインに合わせて帯にもひだを1つ加えましょう。
ひだから10cmほど離れた部分に、上に向かって3つの山を折ります。
山部分をクリップで留めてください。

クリップで留めた部分同士を内側にたたみましょう。
根元をゴムで結んで留めます。
ひだの部分に手を入れてループに沿って広げてください。
垂れ先が葉になります。

柄始まりを脇に合わせて後ろ板を入れてから2巻しましょう。
帯を引き締め、真上に折り上げてからねじって下ろします。
ひと結びにし後ろ芯を入れてください。

バラを帯上に置き羽根を作ります。
手先を広げ、斜めにひだを加えましょう。
仮紐で留め、お太鼓を作って全体のバランスを整えると完成です。

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かっこいいシンプルな振袖と組み合わせると、振袖の柄の存在感が引き立ちます。
バラが描かれた振袖を選ぶとコーディネートに統一感が生まれるためおすすめです。

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深い色合いの振袖と組み合わせると、大人かわいいコーディネートに仕上がります。
ほんのり感じるかっこいい雰囲気が絶妙です。

まとめ

かっこいい振袖に合わせたいおすすめの帯の結び方についてご紹介しました。

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