着物を保管したときのシワに悩んでいませんか?
着物にシワが強くついてしまう原因は、間違ったたたみ方かもしれません。
着物は洋服と比べると布の面積が広め。
そのため、着物をたたむことに難しいイメージを抱いている人も多いでしょう。
実は、着物は縫い目に沿ってたたんでいくため、コツを掴むととても簡単です。
今回は、着物の正しいたたみ方を動画とともにご紹介します。
自分で着物をたためるようになり、きれいに保管したい人は参考にしてみてくださいね。
目次
なぜ?着物を正しくたたむべき理由とは
着物は、とても繊細な生地で作られています。
そのため、自己流でたたんだりハンガーにかけたまま放置したりすると、すぐにシワが入ってしまうのです。
そのまま長期間保管すると、生地が傷んでしまう可能性もあります。
シワが入った着物は着姿も台無しに。
着物を正しくたたむことで、着物が傷みにくくなるだけでなく着姿もきれいになります。
着物のたたみ方の種類をご紹介
着物のたたみ方は1種類だけではありません。
着物の種類や装飾に合わせて、適切なたたみ方を選びましょう。
・本だたみ:基本となるたたみ方。単衣や袷は本だたみが適している
・袖だたみ:出先や急ぎのときの簡単なたたみ方。浴衣を洗濯するときにも適している
・夜着だたみ:折り線を少なくしたたたみ方。絵羽模様や刺繍、箔があしらわれた着物に適してる
・襦袢だたみ:長襦袢やコートに適したたたみ方
・羽織だたみ:羽織やコートに適したたたみ方
たたみ方はいくつもありますが、本だたみは着物を選びません。
最初にマスターしたいたたみ方といえるでしょう。
着物をたたむ前に。知っておきたいポイントをご紹介
着物は、ただ正しくたためば良いというわけではありません。
正しいたたみ方に加えて、ポイントについても知りましょう。
ポイントを押さえることで、着物を良い状態で保管できるようになるはずです。
着物をたたむときのポイントを3つご紹介します。
シミなどの汚れの有無を確認する
着物が汚れていないか確認しましょう。
汚れた着物をそのままたたんでしまうと、黄ばみやカビを繁殖させる原因になってしまいます。
着物が変色してしまうと、クリーニングに出さなければ着ることができません。
着る予定までにクリーニングが間に合わない、という可能性もあります。
つぎに着るときのために、着物をたたむ前に隅々まで汚れの有無を確認することが大切です。
着物にシミなどの汚れを見つけたら、保管前にクリーニングできれいに汚れを落としておきましょう。
湿気とホコリを取り除く
着物に湿気がこもると、カビが発生しやすい状態になってしまいます。
着物を脱いだらすぐに風通しをして、しっかりと乾燥させましょう。
風通しのやり方は以下のとおりです。
1.和装用のブラシで着物のホコリを優しく払う
2.和装用のハンガーに着物をかける
3.直射日光のあたらない場所に吊るす
4.そのまま1〜2日程度置いておく
風通しには、着物を除湿する効果があります。
さらにシワもある程度伸びた状態に。
季節を問わずに、着用後の着物のケアとして風通しをすることをおすすめします。
明るく広い場所で
着物をたたむときには、床に一度広げる必要があります。
着物は広げるととても大きいため、広い場所を用意しましょう。
また、たたむときには明るい場所がおすすめです。
細かなシワに気づきやすくなります。
床の汚れやホコリが着物についてしまわないよう、たとう紙のうえに着物を広げてくださいね。
たとう紙は除湿効果に長けた和紙です。
着物を保管するときにも使います。
何枚か用意しておくと便利です。
着物のたたみ方の基本をご紹介
本だたみはさまざまな着物に適したたたみ方です。
本だたみのやり方をご紹介します。
1.自分から見て衿が左側になるように床に広げる
2.裾を持って、下前の縫い目で内側に折りたたむ
3.奥身線で手前にたたむ
4.上前を持って、奥身線でたたんだ部分に重ねる
5.上前の縫い目を一番手前の縫い目まで合わせるように重ねる
6.自然に衿を置いて、首のあたりを内側に向けてたたむ
7.上前を同じように重ねる
8.身頃を縫い目と縫い目が揃うように重ねる
9.袖を身頃の上に重ねる
10.袖の下を少し折り返す
11.裾を袖を折り返した線に合わせて折り返す
12.もう一つの袖を着物を持ち上げて下に入れる
13.はみ出た袖の下を折り返す
14.たたんだ着物をたとう紙でつつむ
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帯も正しくたたむと洗練された着姿に
シワのないきれいな帯は、洗練された印象を与えます。
着姿をワンランクアップさせたいときには、帯のたたみ方もこだわりましょう。
名古屋帯のたたみ方をご紹介します。
1.自分から見て細く縫ってある方が左になるように置く
2.縫い止まりでもとの折り目に沿ってたたむ
3.細い部分を帯に重ねる
4.反対側も折り目に沿ってたたむ
5.三角になるように折り返して帯に重ねる
6.はみ出た部分を内側にたたむ
7.左端の三角の部分も内側にたたむ
8.反対側も内側にたたむ
9.たたんだ名古屋帯をたとう紙でつつむ
林屋なら着物のたたみ方までしっかりとサポート
「着物を正しくたためているか不安」「動画を見ても着物のたたみ方に自信がない」という人もいるでしょう。
着物専門店の林屋なら、着物を購入したあとも手厚くサポートいたします。
林屋は、岡山県と香川県に店舗を構える着物専門店です。
創業から85年以上、多くの着物好きさんに選ばれています。
林屋では着物を購入されたお客様限定で特典をご用意。
着付け前後の点検サービスでは、たたみ方を直接お伝えいたします。
一つひとつの手順を林屋のスタッフと実際に行うことで、一人でも自信を持って着物をたためるようになるはずです。
充実の10大特典をご用意
着物専門店の林屋がご用意する特典は10種類あります。
充実の特典で着物ライフを存分に満喫できるでしょう。
着付け前後の点検に加えて、以下の特典をご用意しています。
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お得に自分にぴったり合う着物を見つけられるでしょう。
もちろん、先にご紹介した10種類の特典もプレゼントいたします。
まとめ
着物の正しいたたみ方についてご紹介しました。
着物専門店の林屋では、着物を購入されたお客様限定で着付け前後の点検サービスを行っています。
たたみ方をはじめ、着物に関することはなんでもお気軽にご相談ください。
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